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■住居跡(じゅうきょあと)の調査は、平面(へいめん)の形がわかるようにすることから始まります。そのために、まず住居跡(じゅうきょあと)に埋(う)まった土がわかるまでジョレンで地面を平坦(へいたん)に削り、土の色や質などの変化を観察します。
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■住居跡(じゅうきょあと)に埋(う)まった土を掘り進める過程(かてい)で見つかった遺物(いぶつ)は、記録が終わるまでそのままの状態で置いておきます。住居跡(じゅうきょあと)に十字形(じゅうじがた)に設定されているのは、土層観察用(どそうかんさつよう)のベルトです。
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■土層観察用(どそうかんさつよう)のベルトで土の埋(う)まりかたを観察(かんさつ)します。これを実測(じっそく)したものが、土層断面図(どそうだんめんず)です。埋(う)まった土を注意深く観察すると、住居跡(じゅうきょあと)が人の手によって埋(う)まったのか火災などによって埋(う)まったかがわかります。
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■土層観察用(どそうかんさつよう)のベルトを取り除(のぞ)いた後、見つかった遺物(いぶつ)の状況をカメラで撮影します。
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■平板(へいばん)とレベル(高さをもの)で遺物(いぶつ)の出土した位置と高さ(標高ひょうこう)を記録します。記録が終わった遺物(いぶつ)は、迷子になってもわかるように、遺跡(いせき)名などを書いた遺物(いぶつ)ラベルを、遺物(いぶつ)の入った袋につけます。
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■遺物(いぶつ)がすべて記録され、カマド・柱の穴など住居跡(じゅうきょあと)にある施設(しせつ)の調査が終わると、調査終了の写真をとる準備をします。
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■調査終了後の写真は、調査員(ちょうさいん)がローリングタワーに登って写真をとります。
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■調査員がローリングタワーより撮影(さつえい)した住居跡(じゅうきょあと)の写真です。
○…カマド
○…柱の穴
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■調査終了後の写真撮影が終わると平面図(へいめんず)の実測がおこなわれます。写真とは異なり実測図は、住居跡(じゅうきょあと)の大きさを正確に記録することができます。実測図で表現出来ない部分などは、文章でおぎないます。
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